広告コピー最高賞に道産野菜の商品名「よくねたいも」-SCC

マーケティング・コミュニケーション・エルグ(現在、東急エージェンシー・北海道)池端宏介さんと最高賞受賞作品

マーケティング・コミュニケーション・エルグ(現在、東急エージェンシー・北海道)池端宏介さんと最高賞受賞作品

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 札幌コピーライターズクラブ(以下、SCC)は2月28日、ユビキタス協創広場U-cala(札幌市中央区大通東3)で「2009 SCC賞審査会」を開いた。

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 審査会は、札幌で昨年一番の「広告コピー」(キャッチコピー)を決める審査会で、「コピーライターの活性化」を目指し、2000年に活動再開し今年で9回目。

 今回の応募作品は約190作品。応募したコピーライターは20~60歳代と幅広い。応募部門はポスター、新聞、CMなど合計7部門あり、1次審査で部門別に審査し、2次審査で全部門の上位作品で改めて投票し、「SCC最高賞」を決める。

 「SCC最高賞」は、マーケティング・コミュニケーション・エルグ(現在、東急エージェンシー・北海道)池端宏介さんと電通北海道・中川裕之さんの共同作品で「ホクレン農業協同組合連合会のネーミング・新聞広告『よくねたいも』」に決まった。「よくねたいも」は2007年に発売された「CA貯蔵の野菜」という商品のキャッチコピーの案として出したものが商品名となり、昨年発売されたもの。

 「広告表現には情報過多、予定調和なもの、企業からの一方通行的なものが多く見受けられるが、強くてわかりやすいシンプルな表現がもっと増えていけばいいと思う」と池端さん。「北海道産業のひとつ『農業』に関わる広告で受賞できたのがうれしい。農業や観光は、北海道の強い資源なのにデザインや広告の力がまだまだ発揮できてない分野でもあるので、今後も、この分野でお手伝いしていけたら幸せ」(同)とも。

 同審査会運営委員長の高崎克秋さんは「コピーライターから広告を元気にしていきたい」と話す。

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