北海道日本ハムファイターズ後援会のPRT北海道（北海道理容生活衛生同業組合）は2月24日、ビュート20（札幌市中央区南2西20）で同球団の選手をモデルに起用したヘアデザインの発表講習会を開催した。

　「ファイターズスタイル」と題した同企画は2005年よりスタートし、今年で5回目。今回モデルに起用したのは、「2008Fの星」に選ばれた北海道・小樽北照高校出身の植村祐介投手。今回から一般公募を行い、「植村選手をイメージした10文字ほどのコンセプトと200文字以内の理由・補足」を募集した。

　今回のコンセプトは「F-SMILE」に決定し、「植村投手の『マウンド上で勝負しているときの顔』と『ファンに向ける笑顔』が非常に印象的で、今後もファイターズの顔として活躍してもらいたい」という理由を踏まえ、PRT北海道教育部講師会のプロジェクトチームがデザインを決めた。

　会場には、理容組合関係者や、会場に隣接する北海道理容美容専門学校理容科の生徒ら約220人が参加。オープニングに植村投手のカット時などのメーキング映像を公開。デザインを広めるためにつくった「マニュアルDVD」に楽曲を提供する道内出身のコーラスグループ「MAGENTA」のライブの後、オーディションで選ばれた専門学校の生徒がカットモデルとなり、実際にヘアデザインを再現した。併せて、2009年度の理容競技大会で「ファイターズスタイル」が競技種目になることも発表された。

　「私たちは理容業界の活性化とともに北海道から文化やファッションを配信していきたいと願っている。ファイターズとのコラボ企画も、全く関係のない業界からヘアデザインを通して、独自の面白い企画へと転換させている」と同後援会広報担当者。「今後は2009モデルの普及とともに2010年モデル製作に入るが、常に新しいコラボを模索していきたい。「できない」ではなく「できること」を探してみんなで元気になっていけたら」（同）とも。

　今回撮影された植村投手のポスターは、全道に配布を予定している。