札幌パルコに宮の森美術館との初コラボ店-第2弾は「ラジカセ・アート」

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札幌パルコ(札幌市中央区南1西3)に現在、札幌宮の森美術館(札幌宮の森)が企画した期間限定ショップ「What’s shop ’n ’show !?」がオープンしている。札幌パルコと同館のコラボは初。

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 同ショップのコンセプトは、「期間ごとに招かれたゲスト・クリエーターが美術館と共同で空間を構成して、売るだけじゃない、見せるだけじゃない、見て、聞いて、触れて、感じて、一緒に楽しむニュータイプのセレクトショップ」。「企画展示スペース」「販売スペース」で構成しているのが特徴。

 「企画展示」は、「1カ月ごとに商品を変えて、いろいろなものを見てもらいたい」という考えから、第1弾(11月1日~30日)では折り紙グラフィックユニットの「cochae(コチャエ)×軸原ヨウスケ+武田美貴」を招き、「What's 折り紙・アート!?」を開催した。12月1日からは第2弾として、「What's ラジカセ・アート!?」を開催している。

 「What's ラジカセ・アート!?」では、「DESIGN UNDERGROUND×松崎純一」のラジカセが並ぶ。ヴィンテージ家電アーティストの松崎さんは、年間の3分の1以上、世界各地でラジカセのジャンク品の収集活動を行っている。集めてきたジャンク品を、自分のファクトリーで修理、カスタマイズして、世の中にもう一度送り出している。「元々ジャンク品のラジカセがすごくきれいになって、まるで生き返ったかのよう」と同ショップ店長の佐藤幸太さん。店内では全てのラジカセが視聴できる。「音が全て違うのでぜひ聴いていただきたい」(同)とも。

 販売商品は、札幌では「なかなかお目にかかれない」(同店)レアな商品が並ぶ。「MoMA」の愛称で親しまれ、世界的な人気があるニューヨーク近代美術館のグッズの品ぞろえの豊富さは、「北海道では群を抜く」(同店)。そのほか、国内人気デザイナーの商品や世界的アーティストのグッズ、限定版オリジナルアートワークなども並ぶ。佐藤さんは「美術品はなかなか買う機会がない。だから気軽に買える機会を企画して、生活の中にひとつでも『アート』を加えてくれれば。それが興味となって『アート』に関心をもってくれれば」と話す。

 営業時間は10時~20時(土曜は20時30分まで)。来年2月1日まで。

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