アクセスサッポロ（札幌市白石区流通センター4）で11月5日、「第16回北海道加工食品フェア」と授賞式が行われた。

　同イベントは、北海道や北海道商工会議所連合会、北海道商工会連合会など7団体で構成する「北海道加工食品フェア実行委員会」による共催で、今年で16回目。消費者のニーズに合った「売れる食品づくり」の推進を目的とし、道内企業限定で、道産原料を用いた加工食品を今年6月から8月末まで募集した。

　16回目となる今回は42社がエントリーし、73案件が集まった。選考は今年9月9日に行われ、18人の審査員が5点法により味、内容、品質、表示、価格など11項目について審査を行い、最優秀賞1点、優秀賞6点、奨励賞6点を決定した。今回最優秀賞に選ばれたのは、わらく堂（札幌市白石区栄通7）の「和洋感」。優秀賞には、谷口農場（旭川市）の「スイーツトマト3個入り」などが選ばれた。

　最優秀賞に選ばれたわらく堂の関根健右社長は「バレンタインにチョコではなくようかんが売れているという話を聞いたのがきっかけで、生チョコ、生キャラメルに続く第3の生スイーツとして製作を始めた。素材には北海道産のあずきやバター、生クリーム、砂糖には沖縄の砂糖を使用し、和と洋の素材を使っていることもあり、両方を感じてほしく「和洋感」と名づけた。今後は、バレンタインに百貨店でチョコの替わりに「和洋感」を販売する計画がある」と話す。

　同会場では、「第7回北海道食品産業総合展」も同時開催。同展では、「北海道フードフェア2008」「北海道食品サポート＆サービスフェア2008」が行われた。開催時間は10時～17時。入場料無料。11月6日まで。