「さっぽろタパス」に90店舗参加-専用チケットで街を食べ歩き

専用チケット「ボノタパス」で各店独自のタパスを食べ歩く「さっぽろタパス2008」

専用チケット「ボノタパス」で各店独自のタパスを食べ歩く「さっぽろタパス2008」

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 飲食店を気軽に食べ歩くイベント「さっぽろタパス」が9月7日より、札幌・中央区を中心に開催される。

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 同イベントは、飲食店を中心とした札幌の観光・文化施設などを専用チケットで食べて遊び歩くもの。スペインのバル(バー)に魅了され、書籍「スペインのBARがわかる本」を出版、公演などを行う同実行委員会委員長・川口剛さんが、飲食店が密集する札幌・中心部の地域性を活用し、札幌のスタイルに合わせた飲食の習慣を提案しようと2006年に始めた。初年度900人だった参加者は、口コミなどで広まり昨年は2,400人に増加。札幌の秋の恒例行事になりつつある。

 これまでは木曜~日曜の4日間で開催していたが、3回目となる今年は「余裕を持って気に入った店を見つけてほしい」(川口さん)と週末の混雑を避けるとともに会期を1日延長し、日曜~木曜の5日間に設定した。

 参加店は、昨年と同じくフレンチやバー、イタリアン、カフェなどさまざまなジャンルの飲食店90店舗。同実行委員会がセレクトした店のほか、今年3月に募集した同イベントファンクラブ「タパスアミーゴス」会員400人のうち約60人から初めてリクエストを募集し、複数リクエストがあった店を取り入れた。さっぽろテレビ塔展望台や円山動物園、もいわ山ロープウェイなどの観光・文化施設5カ所でもチケットを利用できるほか、今年は初めて円山地区を散策する無料ツアーを企画。自然散策や動物園の体験プログラム、飲食店巡りなどで、同イベントの楽しみ方を提案する。

 会期中は、チケット1枚で参加各店がビールやワインなどのドリンク1杯とタパス(つまみ)を提供するほか、ドリンク1杯とスイーツや、チケット2枚でランチセットの提供も。今年は初めて生花店が参加し、チケット1枚とプチブーケも交換できるようになった。「家に帰ってからもイベントの雰囲気を楽しんでもらいたい」と川口さん。

 そのほか、OYOYO大通まち×アートセンター(札幌市中央区南1西6、第2三谷ビル6階)内にイベントインフォメーションを兼ねたバル「タパスセントロ」を開設。世界10カ国のワインと道産チーズ、大樹町産ホエー豚の生ハムなどを提供する。初日18時30分からはアコーディオンライブも。

 川口さんは「イベント自体は街を楽しむ機会を体感する一つの手段。こういう街の使い方が習慣となれば」と期待を寄せる。

 チケットは、5片つづり前売り券=3,600円(当日券=3,800円)、9片つづり前売り券=6,200円(当日券=6,500円)。タパスセントロのほか、参加各店、プレイガイドなどで発売中。

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