クリエイティブオフィスキューのグループ会社・Link&Loopが展開するベーカリーショップ「boulangerie coron(ブーランジェリー コロン)」が9月17日、新業態のレストラン事業を開始した。
丸井今井札幌本店(札幌市中央区南1西2)大通3階レディースフロアに開店した「brasserie coron with LE CREUSET(ブラッスリー コロン ウィズ ル・クルーゼ)」は、世界的なキッチンウェアブランド「ル・クルーゼ」とコラボレーションして、北海道の食の魅力を最大限に引き出したメニューを提供する。
メインシェフは、道内各地の生産者と交流を深め、広く伝える活動をするなど、北海道の農を熟知している塚田宏幸シェフが務める。道産小麦100%を使ったcoronのパンはもちろん、北海道食材をふんだんに使った料理や北海道産ワインなどのメニューで構成する。
道産素材を使ったココットランチ(1,600円~)、サンドイッチセット(1,100円~)、デザート各種(400円~)、ル・クルーゼを使ったココット料理をはじめ、アラカルト、道産ワインを用意する。除草剤・化学合成肥料を使わない「YAMAZAKIワイナリー」(三笠市)のグラスワインや、「徳光珈琲」(石狩市)によるcoronオリジナルブレンドのコーヒーもメニューに加える。
店内デザインにもこだわり、「北海道の農が見える」をコンセプトに珪藻土(けいそうど)を練り込んだ壁面で「土」を表現し、道産のイタヤカエデを使ったテーブルや札幌市内の石山で採れる札幌軟石をカウンター席の足置きなど、随所に北海道産素材を使う。メインテーブルには、土や植物など天然素材で染色した和紙で折って「緑の畑」を表現したアート作品を置く。
映画「しあわせのパン」や「ぶどうのなみだ」で北海道の生産者や食材の魅力を発信してきた社長の鈴井亜由美さんは「1年前に丸井今井から出店の話しをいただいたときに『ル・クルーゼ』とのコラボを提案し、実現したレストラン。映画製作を通して北海道の生産者を応援したい思いでオープンした『boulangerie coron』や、映画の食材コーディネーターを依頼した塚田シェフともコラボしている。これからも道産食材と道産ワインを応援していく」と言葉を強める。
営業時間は10時~20時(日曜のみ19時30分まで)。不定休(百貨店の休館日に準じる)。