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札幌のソフト会社が地下鉄案内アプリ-駅の外で「電車くるよっ!」音声で案内

「毎日の通勤や観光にご利用ください」とアスパイアのスタッフ

「毎日の通勤や観光にご利用ください」とアスパイアのスタッフ

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 札幌のソフトウエア開発会社「aspire(アスパイア)」(札幌市中央区南3西10)が4月18日、地下鉄到着案内ソフト「電車くるよっ!~札幌市営地下鉄版~」をリリースした。

「電車くるよっ!」の設定と時刻表画面イメージ

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 設定したスマホを持って地下鉄駅の半径約100メートル以内に近づくと、到着駅に向かう電車が次に何分後に到着するかを画面表示と音声または画面表示とバイブで自動的に知らせる。登録できる駅は2つで、自宅の最寄り駅など通勤や通学で使う駅を登録できる。駅の近くまで行かなくても、手動で電車の到着時間を音声で聞くことができるほか、地下鉄全線の時刻表の閲覧も可能。

 地下鉄の駅に向かう階段を下りるタイミングでアプリを起動すると、目的地へ向かう地下鉄が来ているかどうかが確実にわかるため、地下鉄が駅に近づく音だけを頼りに階段を駆け下りる必要がない。

 到着はスマホの画面でも知らせるが、スマホで音楽を聴いている人にスムーズに案内するために音声でも地下鉄の到着を知らせるようにしたという。アプリのユーザーインターフェースには、札幌市営地下鉄の各路線のイメージカラー(南北線=緑、東西線=オレンジ、東豊線=青)を使うなどのこだわりを見せる。

 ソフト開発のきっかけは昨年の忘年会シーズンごろ。同社の林研社長が終電近くに地下鉄すすきの駅の構内で、地下鉄が入ってくる音が聞こえ慌ててホームへ駆け込んだが、到着したのは逆方向の地下鉄で悔しい思いをしたという経験がヒントになった。12月から通常業務の合間に開発を進め、今月完成させた。

 「地下鉄を利用している皆さんが一度は経験したことがある悔しい思いを解消するために開発したアプリ。地下鉄駅に入る前に、何分後に地下鉄が来るのかがわかるので、走る必要がなくなり、転倒防止にもつながる。」と利用を呼び掛ける。

 ダウンロードは無料で、Android版・iPhone版を用意。スマートフォンやタブレット端末にダウンロードして利用する。

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