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札幌にラーメン店「べじそば ななつき」-スープに道産野菜ペースト使う

「べじそば」

「べじそば」

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 札幌・市電通り東本願寺前のラーメン店「べじそば ななつき」(札幌市中央区南7西6、TEL 011-213-0201)がオープンして1カ月が過ぎた。

トマトをトッピングした「べじそば 赤」

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 鶏ガラを強火で8~9時間煮込んだ鶏白湯(トリパイタン)スープに、ペースト状にした北海道産のジャガイモ、ニンジン、玉ネギを溶け込ませたラーメン「べじそば」を提供する同店。「北海道ラーメンの新定番として『べじそば』というジャンルを開拓したい」「冬に弱い北海道農業のために、年間を通して消費できるラーメンを」という理念の下、昨年12月10日にオープンした。店名は漢字で「菜々月」と書き、「野菜のおいしさが、まるで月明かりのようにやさしく体に染み渡る一杯」という思いを込めた。

 店舗面積は22坪で、席数はカウンター12席、テーブル8席。店内は木目を基調にした明るい内観に仕上げた。鶏白湯を使ったスープのベースは塩味で、「野菜との相性もいい」と店長・佐々木義仁さん。「野菜の味は崩れやすいので、鶏白湯とのバランスがスープ作りのポイント。素材の味を感じられる一杯に仕上げた」という。「食べた感じはこってりだが、後味はあっさりとしているのが『べじそば』の特徴。女性でもスープを飲み干す方が多く、『今まで食べたことがない味』と驚かれるお客さまも多い」。麺は東京・東久留米市の「三河屋製麺」から仕入れる。

 主なメニューは、「べじそば」「鶏白湯」(以上750円)、トマトをトッピングした「べじそば 赤」や「柚子(ゆず)しお」(以上780円)、鶏白湯スープを使い山わさび、岩のりをトッピングした「ななつき茶漬け」(350円)、「手作り野菜ギョーザ」(380円)、「カボチャ/紫芋のジェラート」(280円)など。

 トッピングには長いも・豆・アボカド・カボチャ・オクラ納豆・舞茸・パルメザンチーズ(以上100円~150円)など、「べじそば」ならではの野菜などを用意する。「スープカレーのようにトッピングを選ぶ楽しさもある。自分の好きな組み合わせが見つかるはず」(佐々木さん)。

 「今後は創作麺や物販などのメニュー開発にも取り組みたい」とオーナーの渡邊智紀さん。「空港などに展開し、新たな北海道の味として認知してもらえる一杯を目指す」と意気込む。

 営業時間は11時30分~16時、18時~翌3時。月曜定休。

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