さっぽろ東急百貨店(札幌市中央区北4西2)9階催事場で12月26日、「第62回式年遷宮 伊勢神宮『神の宮』 増浦行仁写真展」が開かれる。
式年遷宮とは、周期的に社殿や神宝などを新しいものに建て替え、更新することで神体を移す神事。伊勢神宮(三重県)では20年に一度遷宮が行われ、その歴史は約1300年前にさかのぼる。今年は60年に一度遷宮を行う「出雲大社」(島根県)と伊勢神宮の遷宮年が重なったことでも話題を集めた。
増浦さんは伊勢神宮と出雲大社の公認写真家。今年10月まで札幌で行われた出雲大社の遷宮の記録を追った写真展「平成の大遷宮展」には、約2000人が来場した。
同展では、「天照大御神(あまてらすのおおみかみ)」を祀(まつ)る「内宮(ないくう)」、「豊受大御神(とようけのおおみかみ)」を祀る「外宮(げくう)」の新宮(にいみや)、天皇陛下から差し遣わされた宮中の楽師たちが「御神楽(みかぐら)」「秘曲」を奉納する「遷宮祭 御神楽」、新宮を建てるために最初に行われる祭儀「鎮地祭(ちんちさい)」、「俗界と聖界の境にある」といわれる「宇治橋」の写真など約60点を展示する。
開場時間は10時~20時(最終日は16時、入場は閉場の30分前まで)。入場料は、一般・大学生=1,000円(前売り=800円)、高校・中学生=800円(同600円)、小学生=500円(同300円)。来年1月8日まで(12月31日、来年1月1日は休館)。北海道開催を皮切りに、全国各地を巡回する予定。