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「すすきの祭り」名物「花魁道中」-花魁練り歩きに見物客1000人以上

「花魁道中」

「花魁道中」

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 花魁(おいらん)に扮(ふん)した女性がススキノを練り歩く「すすきの祭り」のメーンイベント「花魁道中」が8月1日に行われ、1000人以上の見物客が夏のススキノに集まった。

「八文字」と呼ばれる独特の歩き方

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 今年で49回目を迎える同祭。「南5条通り」をメーン会場に歩行者天国などを設け、ススキノの100軒以上の飲食店が集まる屋台やパフォーマンスイベントなどを展開する。

 「花魁道中」は1984(昭和59)年、記念行事として浅草から花魁を招いて披露した際に大きな反響があったことから翌年以降も続け現在に至る。花魁には、「佳津乃太夫」役の菊田ゆりかさん(23)、「夢千代太夫」役の佐々木柚花さん(21)の2人が一般公募で選ばれ、「女将役」「新造役」などの遊女、遊郭で働く女性に扮した女性もちょうちん行列とともに行進した。今年は俳優の伊吹吾郎さんが「旦那役」として行列に加わった。

 花魁役の2人は鮮やかな衣装を身にまとい、「豊川稲荷札幌別院」(札幌市中央区南7西4)から北に向かって約300メートルの距離を「八文字」と呼ばれる独特の歩き方で1時間半かけて進んだ。かつらや着物、高さ約30センチメートルの高げたなど、衣装の総重量は約30キログラムにもなる。

 一眼レフカメラを構えて待ち構えていた女性は「夏のススキノの風物詩なので毎年見るのも撮るのも楽しみ。花魁役の女性の顔が小さくてびっくり」と話していた。

 8月2日・3日の夕方から夜にかけて、「すすきの囃子」、道内最大の京風みこし「コンコン神輿」や「女衆神輿」の渡御、YOSAKOI、音楽ライブ、1970~80年代ディスコを再現する「すすきのナイトフィーバー」などのイベントが開催される。開催時間はイベントによって異なる。詳細はホームページで確認できる。

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