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札幌で「ロベール・ドアノー展」-20世紀パリの日常写した写真190点

「パリ市庁舎前のキス 1950年」© Atelier Robert Doisneau

「パリ市庁舎前のキス 1950年」© Atelier Robert Doisneau

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 札幌芸術の森美術館(札幌市南区芸術の森2、TEL 011-591-0090)で6月1日より、「パリに恋して・・・生誕100年記念 ロベール・ドアノー展」が開催される。

「無遠慮なハト 1964年」

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 パリ周辺の日常風景を独自の視点で撮影し、ドラマ性、ユニークな一面、風刺などを表した作品の数々で20世紀の写真史に影響を与えたドアノーの作品。同展では、約40万点のネガの中から選んだ190点を展示する。

 展示作品はモノクロ写真がメーンで、長年にわたりパリ市民とパリの日常を写した写真、1920年代の初期作品、戦時のレジスタンスやゲリラ活動を収めた作品、ピカソやシャネルといった著名人のポートレートなど。そのほか、パリの変わりゆく街並み、近代化を写した貴重なカラー作品、ドアノー自身が現像したビンテージプリント作品、ネガなども公開する。「本当に一般的なパリ市民の日常を表した作品で、パリの時代の移り変わりを人とともに見ることができる」と学芸員の今村さん。「一瞬のドラマを切り取った表現力豊かな写真やそれらのタイトルにも独特の趣がある」とも。

 会場では、ポストカード55種(各158円)、「ロベール・ドアノー展 図録」(2,100円)などのグッズ、世界的に人気のパリ発のパティスリーショップ「ピエール・エルメ・パリ」のマカロンとショコラを販売する(マカロンは土曜・日曜のみ限定販売)。開催初日と翌日は、20世紀初頭のパリの下町で流行した、アコーディオン中心のアンサンブルによる大衆音楽「パリ・ミュゼット」のミュージアム・コンサートを行う。演奏は札幌の「バル・ミュゼット」(パリ・ミュゼットが演奏される酒場の総称)楽団「La Zone(ラ・ゾーヌ)」。「本場パリの人たちもここまでバリ・ミュゼットを演奏する技術はないと言われている。当時の雰囲気を感じていただけるはず」(同展イベント担当者)。

 開館時間は9時45分~17時30分(入場は17時まで)。入場料(当日)は、一般・大学生=1,000円、中学・高校生=700円、小学生=300円、小学生未満無料。7月7日まで。コンサートは、両日11時~、13時~。

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