札幌エルプラザ(札幌市北区北8西3)で10月19日・20日、青森県・六ヶ所村を舞台にしたドキュメンタリー映画「六ヶ所村ラプソディー」が上映される。
同作は、使用済み核燃料再処理工場がある青森県・六ヶ所村を舞台に、そこに生きる人々を取材した長編ドキュメンタリー映画。昨年3月、東京・新宿での公開を皮切りに、これまでに全国42都道府県、234カ所で上映された。道内でも、札幌、旭川、江別、帯広、函館など多くの地域で有志による上映会が行われ、札幌での上映は4回目。
主催の「六ヶ所からえいわを創る会」の橋本まほろさんは今年4月、札幌の上映会で同作を見て衝撃を受けたという。同作には、地元の有機農産物の生産者も出演しており、橋本さんが勤務するオーガニック食品専門店では国内の有機農産物を取り扱っているため「(汚染など)直接仕事に関わる。口先だけで言ってられない」と自主上映を決めた。
橋本さんは4月の上映後、すぐに自主上映の準備を開始。約6カ月間準備を進める間、橋本さんを含め4月の上映会で同じ会場にいた観覧者の内4人がそれぞれ独自に動いていることを知ったという。4人は、協力して互いの活動を宣伝し合い、講師を招いた勉強会を11月に予定している。
初の自主上映を行うにあたり、常に不安を抱えて準備を進行してきた橋本さんは「手伝ってくれる人も出てきて出会いには恵まれた」と話す。「小さくても大きくてもつながり合ってやりくりすればさまざまな可能性が広がる」とも。
上映時間は、19日=10時30分、13時30分、16時30分、19時30分、20日=9時30分、13時30分、16時30分、19時30分の各日4回。20日11時30分より、鎌仲ひとみ監督のトークを予定している。
料金は、前売り=800円(学生600円)、当日=1,000円(学生800円)。チケットは市内プレイガイド、らる畑で発売中。
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