札幌・円山動物園(札幌市中央区宮ヶ丘3)で6月15日から、トークセミナー「円山 ZOO LOHAS ナイト」が開催される。
同企画は、閉園後の夜の動物園で動物たちと触れあい、楽しみながら人と動物と環境について考えるもの。昨年8月と11月に試験的に行われ、チケット発売から5日で完売し、好評を得た。今年から正式なプログラムとして年3回、6月・8月・11月にそれぞれ3日間開催される。
6月の開催日は15日・22日・30日の18時~21時を予定しており、1日30人限定。ただし、3日間のうち2日は一般向けに、1日は企業向けにチケットを販売する。8月の開催からはさらに、市町村向けにも販売を予定している。
プログラムは「身近な動物たちとのふれあい」をテーマとし、ピアノやフルート、バイオリンの生演奏を聴きながら、普段は見ることのできない動物たちの生態を間近で観察できるほか、展望レストハウスで京王プラザホテルの料理長による地産オードブルと道産ワインを楽しみながらトークセミナーを行う。
今回のトークセミナーは「○○○○」がテーマ。テーマは毎回異なり、昨年は、地球温暖化における動物たちの被害や絶滅危惧種、動物園の裏話などについて、園長や飼育員が解説を行う内容だったが、今年からは「動物園はこうあった方がいい」などを一緒に考えていけるようなディスカッション形式を予定しているという。
参加者は、20代のカップル、40代後半以上の夫婦、女性同士のグループが中心で、「夜の動物園を30人で貸し切り、ホテルのオードブルとワインを味わえる贅沢感が魅力」という。同企画を担当するインターリンクジャパンの阿部さおり社長は「動物園は、子どもやファミリーが楽しむだけでなく、大人の環境教育の場としても体験してほしい」と話している。
料金は、前売り券のみで1人6,000円。