札幌定山渓(札幌市南区)5カ所の紅葉スポットへ各シャトルバスが運行する「五大紅葉」が現在、開催されている。
国立公園に指定され全国でも有数の紅葉名所とされる定山渓温泉。期間中、定山渓観光案内所を起点に、定山渓温泉エリア、豊平峡ダムエリア、札幌国際スキー場エリア、奥定山渓 カムイの森エリア、八剣山エリアへ向けてシャトルバスが運行する。
バスは、温泉街より一足早い紅葉と山頂からの景色が楽しめる札幌国際スキー場の「紅葉ゴンドラ」や、あまり知られていない紅葉スポットをガイドが案内する「紅葉かっぱバス」などを用意。「紅葉かっぱバス」は今年から、さっぽろ湖を巡る新ルートとしてリニューアルした。
定山渓観光協会によると、例年の見頃時期は10月上旬~中旬で、今年の紅葉の進み具合は例年より少し早い予想という。
「標高300メートルの立地による寒暖の差が大きい条件や、国立公園に指定される手付かずの山々、そこから流れでる良好な水質から来る木々の元気さが定山渓の紅葉が美しい理由」と同観光協会の橘真哉さん。「宿の部屋から見る紅葉、散策路から徒歩で楽しむ紅葉、カヌーやSUP(サップ)など川から観る紅葉の渓谷美、五大紅葉へ行くバスで楽しむ紅葉など、さまざまな楽しみ方をしてもらえたら」と呼びかける。
バスの運行は日によって異なり、料金もエリアによって異なる。10月31日まで。