「ホテル創成札幌Mギャラリー」(札幌市中央区北2東3)が来年1月30日、創成イーストエリアにオープンする。
事業主は「サッポロファクトリー」などを運営する「サッポロ不動産開発」(東京都渋谷区)。運営は、フランス・パリを拠点に世界110カ国でホテルやレストランなど展開する「アコー」。
札幌市中心部を流れる創成川の東にある「創成イーストエリア」に位置する同ホテル。同地域では明治時代の開拓当時から、海外から多くの知識人・技術者の招致を行い、日本人の手による初の本格的なビール工場誕生など、さまざまな産業が生まれ、工業区域として北海道の発展を支えてきた。
世界32カ国に121軒のホテルを展開するアコーグループの「Mギャラリー」は、各ホテルがその土地に由来するストーリーを設定する。「ホテル創成札幌 Mギャラリー」では「創成イースト」エリアの歴史的な建造物などの街並みを生かし、西洋建築と近代日本の開拓使邸宅などをデザインコンセプトに落とし込んだ。
建物は地下1階、地上6階建て。客室数は全118室。レストラン、フィットネスセンターやラウンジなどの施設を備える。内装のデザインは、和と洋を融合させた開拓使の邸宅をイメージした。
同ホテル総支配人の北原匡さんは「前身であるホテルクラビーサッポロの歴史を受け継ぎ、アコーのラグジュアリーコレクションブランドホテルとして、この地域の唯一無二の価値を感じてもらえるランドマークホテルとして、多くの人に利用してもらえる運営を目指していく」と意気込む。