ラベンダー刈り取り体験が7月8日から、さっぽろ羊ヶ丘展望台（札幌市豊平区羊ケ丘、TEL 011-851-3080）で始まる。

1200平方メートルのラベンダー畑

　季節ごとにさまざまなイベントが行われる同展望台。夏は、敷地内オーストリア館の裏庭に1200平方メートルのラベンダー畑が広がり、1000株のラベンダーが開花する。来場者は1人50本を目安にラベンダーを刈り取って無料で持ち帰ることができる。

　同イベントが始まったきっかけを、同展望台広報担当の丸山望美さんは「ラベンダーが咲いた後、次の年のために毎年刈り取る必要があり、せっかくであれば市民に参加してもらおうという形で始まった」と経緯を話す。

　ラベンダーの品種は、ドライフラワーやポプリなどに利用しやすい香りの優れた「オカムラサキ」。会場の受付テントでは、はさみの貸し出しや持ち帰り用の袋も用意する。刈り取り場所（ラベンダー株）は、利用者同士が密にならないようスタッフが指定するという。

　丸山さんは「ラベンダーを鑑賞するだけでなく刈り取りもできるのは羊ヶ丘ならでは。ラベンダー畑での写真撮影もおすすめ。爽やかな風と香りに包まれて夏を感じてみてほしい」と来場を呼びかける。

　開催時間は10時～15時。入場料は、大人＝530円、小・中学生＝300円（体験は無料）。天候や開花状況により日程が変更となる場合がある。7月18日まで。