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札幌のホテルが北海道産牛乳を使ったメニュー提供 牛乳廃棄問題に向き合う

牛乳の消費拡大を目指す

牛乳の消費拡大を目指す

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 札幌グランドホテル(札幌市中央区北1西4)が3月1日から、牛乳消費拡大に向けて北海道産牛乳を使ったメニューを提供している。

牛乳を使った「苺ミルクプリン」など

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 新型コロナウイルスの影響による需要減少で原料の生乳が余り、廃棄される懸念がある牛乳廃棄問題。同ホテルはJAさっぽろの「More Milkプロジェクト」に賛同し、フードロス削減の取り組みとして「北海道小林牧場物語 さわやか牛乳」を使ったメニューをレストランやホテルショップで提供する。

 江別市にある小林牧場を訪問した同ホテル総料理長の伊藤博之さんは「生産者の思いを強く感じた。料理人にとって、おいしい料理を作る上で大切な食材を無駄にしないために、今後もフードロスに関わる取り組みは継続していきたい」と話す。

 同ホテルの「ザ・ベーカリー&ペイストリー」では、牛乳を使った「苺(イチゴ)ミルクブレッド」(テークアウト=600円)や「苺ミルクプリン」(同500円)などを用意。「ノーザンテラスダイナー」では、朝食に牛乳を使った「オムレツ」など提供するほか、ランチバイキングで「チキンと空豆、筍(タケノコ)のクリームグラタン」などを用意する。

 伊藤さんは「これから春休みを迎えるシーズンは、年末年始同様、牛乳廃棄問題が特に深刻化することが予想されるので、多くの皆さまに牛乳を使ったスイーツ、料理を存分に味わってもらい、少しでも生産者のことを考えてもらうきっかけになれば」と期待を込めて話した。

 今月31日まで。

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