「北海道の祖(はじ)まり~アイヌ文化の新しいものがたり~」と「Life is Craft Hokkaido~北海道の新しいをはじめる~」が3月9日から、丸井今井札幌本店(札幌市中央区南1西2)大通館9階催事場で始まる。
「北海道の祖まり~アイヌ文化の新しいものがたり~」は、開拓前から北海道で生き抜いてきたアイヌ民族の人々に敬意を込めタイトルを定めた。同催事では約20人の道内作家によるアイヌ工芸品を紹介する。紹介する工芸品の中には障がい者就労支援事業所トライズ、継続支援トラビズと共に制作した商品も用意。同工芸品をプロデュースしたエムブイピークリエイティブジャパン社長の大海恵聖さんは「3年をかけてアイヌ文化に関わる商品を5つのコンセプトで製作した。どの商品もたくさんの人と話し合い、試作を重ねながら完成に至るまでのストーリーがぎっしり詰まっている」と話す。
期間中は、「北海道の祖まり」は物ワークショップも用意。「アイヌ刺繍(ししゅう)の額縁制作」「アイヌ組ひもとブレスレット作り」「切子グラス体験」の3種類を会場で体験できる。事前予約制。
同時開催する「Life is Craft Hokkaido~北海道の新しいをはじめる~」では57人の北海道のことを思い、北海道の魅力を多くの人に伝えたいという思いを持ったクリエーターが「自然との共生」をテーマにしたアート作品や雑貨、色などさまざまな分野の「北海道の新しい」を紹介する。
開催時間は10時30分~19時30分。最終日は18時まで。3月13日まで。