VR空間上で行う「バーチャル雪まつり2022～創造せよミライの雪まつり～」が2月5日に始まる。

雪像会場外観

　昨年に引き続きオンライン形式による無観客開催となった「さっぽろ雪まつり」。同イベントでは「100年後のさっぽろ雪まつり」をテーマに、VRやスマートフォン、パソコンでも楽しめるバーチャル空間で雪像や雪まつりワールドを展示する。

　会場のバーチャルミライ大通公園では、VRアーティストひよこ師匠さんが制作したアートワールドが広がり、他会場へワープできるポータルも設置されている。バーチャル雪像会場はVRアーティストManaさんが制作。「100年後のミライの雪まつりを見せる」ことをテーマに世界中のVRアーティストから募集した、約50体の雪像画像を展示する。

　このほか、開会式や閉会式、展示されている会場を巡る「バーチャル雪まつりツアー」をユーチューブで配信する。アーティストによるバーチャルライブや、他のVRコミュニティーとのコラボイベントなども行う。

　運営メンバーは全員大学生。東海大学3年生で、セレタンCEOの宮川滉平さんは「今年もさっぽろ雪まつりが中止になってしまい残念だが、このような状況下だからこそバーチャル空間で密に盛り上がってみては。VRゴーグルがなくてもスマートフォンやパソコンで参加することができるので、気軽に遊びに来てほしい」と話す。

　北海道大学4年生・セレタンCVOの小川雅人さんは「市民の邪魔者だった雪を皆が喜ぶアート雪像に学生たちが変えた初代さっぽろ雪まつりの精神を受け継ぐ、新たな『バーチャル雪まつり』を楽しんでもらい、未来へのワクワクを感じてもらえれば」と呼び掛ける。

　イベントのタイムテーブル、開催場所は特設サイト・公式ツイッターアカウントで確認できる。今月12日まで。