センチュリーロイヤルホテル(札幌市中央区北5西5)で現在、北海道胆振東部地震で被災地となった厚真町の特産品を用いた限定料理を提供するレストランフェア「厚真町フェア」が開催されている。
「日本料理北乃路」で提供している「厚真ランチ(1日限定20食)」(3,300円)
厚真町は北海道の南西部の町。食味ランキングで11年連続最高賞を受賞している米が特産で、現在、町では作付面積日本一の「厚真産ハスカップ」のブランド化を推進している。
同フェアでは昨年に引き続き「ふぁい田!ATSUMAプロジェクト」と連携。同プロジェクトは、北海道日本ハムファイターズが2018年9月の北海道胆振東部地震で被災した厚真町の復興を後押ししようと、同町が実施している「田んぼのオーナー制度」を活用したプロジェクトで、同ホテルも田んぼのオーナーとして、4月に行われた「種まき見学会」と9月に行われた「稲刈り体験会」に参加した。同プロジェクトで収穫したさくら米「ななつぼし」を数量限定で提供する。
期間中は、さくら米ななつぼしをはじめ、ハスカップや桜姫鶏、海の幸など厚真町自慢の食材を使った料理を館内レストランで提供。2階ロビーでは、同町を応援する「ATSUMA LOVERS(アツマラバーズ)」をテーマに、被災した「当時」と「今」を伝える写真展を開催し、震災からの復興に取り組む同町を紹介する。
総調理長の金子厚さんは「『ATSUMA LOVERS(アツマラバーズ)』の一員として、愛情をこめて作った料理とともに、美味しい笑顔の連鎖をつなげていきたい。そして、レストランフェアの開催などを通じて、厚真町産食材の魅力・価値を広くPRしていく」と話す。
11月30日まで。