JR札幌駅近くの小貫印刷センタービル(札幌市北区北6西7)前に6月11日、札幌では珍しい冷凍ラーメン自動販売機「ラ販機」が設置され、販売を開始した。
ラ販機は、24時間非対面で冷凍ラーメンを買うことができる自動販売機。全国各地にあるラーメン店の味が自宅で簡単に味わえる。設置場所は、札幌駅や専門学校が近くにあり、人の目につきやすいと考え設置したという。
同自販機では茨城県「活龍 本店」の「濃厚魚介豚骨つけ麺」や東京都「ど・みそ」の「特みそこってり」、群馬県「景勝軒 高崎総本店」の「ふじ麺」、青森県「なんぶ庵」の「なんぶ煮干中華そば」(各1,100円)などを販売する。ラーメンのほか、冷凍餃子(ギョーザ)「青森県産にんにく餃子」(1,000円)も用意する。
冷凍ラーメンは、麺とスープをそれぞれ湯せんして調理する。具入りのスープは、凍ったパックのまま沸騰させた鍋に入れ、10分以上湯せんする。麺は袋から出し、凍ったまま鍋に投入。袋の表示通りにゆでる。ゆで上がったら、好みの具材と共に器に入れると完成する。
代表者の小田洋平さんは「新たな販売販路を模索している飲食業界の人が多いと聞き、ラ販機を通して全国の有名ラーメンを北海道で販売することで、少しでも力になりたいという思いでラ販機を開発した」と話し、「外食の機会が減っている中で旅行へ行けなくても、自宅で食べられる全国の名店の味を、おうち時間の楽しみの一つとして届けたい」と意気込む。