「第35回定山渓温泉渓流鯉のぼり」が4月1日から、定山渓温泉(札幌市南区定山渓温泉)全域で開催される。主催は一般社団法人定山渓観光協会。
同企画は1987(昭和62)年から掲揚をはじめ、今年で35年目を迎える。今年は約400匹のこいのぼりが豊平川上空を舞う。夜間は、ライトアップされたこいのぼりが見られる。
こいのぼりは、道内の家庭から収集したものを使用。同協会では、家庭で不要になったが捨てきれない思い出ある鯉のぼりを再利用する。1本のワイヤーロープに約40匹のこいのぼりが配置され、ホテル屋上間のワイヤーロープの長さは約100メートル、豊平川面からホテル間ワイヤーロープまでの高さは約40~45メートルにもなるという。
定山渓観光協会マネジャーの橘真哉さんは「このような情勢でまだ予断の許さない日々が続くが、北海道の春は長い冬を終えた自然界のパワーを感じる特別な季節。ぜひこの季節に日々の疲れを温泉やおいしい料理と一緒に楽しんでいただきたい」と呼び掛ける。
開催は5月5日まで。