札幌に焼肉と名古屋コーチンの専門店-A5黒毛和牛を1頭買い

2階地鶏部のカウンター席。ガラス越しに炎が上がる演出を楽しめる。

2階地鶏部のカウンター席。ガラス越しに炎が上がる演出を楽しめる。

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 札幌と東京に4店舗の飲食店経営を手がけるアズーリグループ(札幌市中央区南12)は6月22日、札幌・円山原生林近くに焼肉と名古屋コーチンの専門店「築地精肉店」(札幌市中央区南7西25、焼肉部TEL 011-522-3377、地鶏部TEL 011-511-2985)をオープンした。

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 店舗は2フロアで、1階(=45坪、46席)は1頭買いした牛を提供する焼肉部、2階(=45坪、36席)は純系名古屋コーチンを提供する地鶏部。木目調で落ち着いた雰囲気の店内は、1階に小上がり、2階にボックス席とVIP席も用意している。「築地精肉店」の名前は、「築地=魚」と焼肉店のギャップの面白さのほか、同社札幌事業部担当の築地勇一さんから由来している。

 1階焼肉部ではA5ランクの国産黒毛和牛のみを使用。通常のカルビとしては出せない品質の肉を使用した「上カルビ」「上ロース」を880円で提供。数量限定で希少部位の「カイノミ」(1,600円)、「ミスジ」(2,000円)、「マルサシ」(2,000円)などのほか、タンの中心を棒状にした「タン棒角切り」(2,100円)や、女性向けに豚足などの「コラーゲン焼き」(780円)、注文してから炊き上げる「炊きたてご飯(2合)」(880円)など珍しいものも。

 2階地鶏部では、食べ方にもこだわった「水炊き」(2,800円)、「鶏すき」(3,300円)、ガラス越しに炎が上がる演出を楽しめる「ももやき」(1,300円)のほか、名古屋コーチンの卵を使用した料理などを提供する。

 ドリンクは、ビールやソフトドリンクのほか、焼肉部では梅酒や韓国のマッコリの種類が豊富で、地鶏部では、手に入りにくい日本酒や焼酎、約50種類のワインなどを幅広く提供する。生ビールも焼肉部と地鶏部で違う種類を用意するなど、それぞれ料理に合う酒をセレクト。デザートに自家製のアイスクリームやプリンなども。

 同店は、30代以上の女性、主婦層をターゲットに客単価4,000~5,000円を見込み、「流通の出所を透明化し、『本物の店』として広めていきたい」(築地さん)という。同社は年内中に、「ちょっと立寄って軽く飲める」飲食店の出店を円山エリアで予定しているという。

 営業時間は15~23時。水曜定休。

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