北海道ダイアログは2月18日、オンライン会議システム「Zoom」を使い「コロナ禍における中小企業の生産性向上」と「関係人口の増加」を通じた北海道活性化を目指し、副業プロ人材活用セミナーを開催する。
北海道ダイアログは北海道における地域課題の解決に向けて生産性向上、人材の育成、就業支援などを行うため、さまざまなイベントを通じて関係する多くの人々との交流を図り、地域に根差した活動を行っていくことを目的とした有志の集まり。
北海道は若年層の道外流出が続いている。さらに全国比で合計特殊出生率が低い地域。従来からある人口の課題に加え、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、道内経済は大きな影響を受けている。北海道ダイアログは、人口減少、コロナ禍における北海道の立て直しは急務であり、これらの課題に対応するために単独の組織だけでなく、あらゆる組織の人間が本音で話し合える関係を築き、力を合わせて北海道を活性化し、暮らしやすい街にしていく必要があると訴える。
同セミナーは北海道経済活性化に向けて企業の生産性向上に焦点を当てる。講師はJOINSの猪尾愛隆さんや北海道エンブリッジ・浜中裕之さん、北海道プロフェッショナル人材センターの堀敦志さん、中小企業基盤整備機構の佐本耕平さんらが務める。開会あいさつは金融庁審議官の堀本義雄さん、閉会あいさつは日本地域創生学会会長の木村俊昭さんが行う。セミナー内容は「副業人材活用の現状」「副業人材活用の事例」「副業人材活用の最前線にいる人によるトークセッション」を予定している。
担当のエムブイピークリエイテイブジャパン社長の大海恵聖さんは「副業解禁の流れはあるものの、副業したい人材はいるが、採用する企業がまたまだ少ないという現状を、テーマとし本セミナーを企画した。やる気のある人材を社内の新しい気運として、生産性の向上へ、この時代に勝てるチーム作りのきっかけにしてほしいと思っている。テレワークが日常化してきているが、移動が困難、大勢がいる場所が苦手等の障がい者への雇用のファーストコンタクトの可能性含め、多くの人に参加してほしい」と話す。