白老牛の高級ブランド「あべ牛」をはじめ、道産食材を使ったオリジナルメニューを提供する和風居酒屋「あべ牛 旬彩 芽吹庭」(札幌市中央区南1西4)は11月1日より、札幌市内の飲食店で初めて12種類以上の北海道ワインの提供を始める。
北海道ワイン(小樽市)と同店を運営する天銀(豊平区)の業務提携によるもの。「おたる」シリーズなどのワインで知られる北海道ワインは、北海道産ぶどう100%を使ったワイン50種類を取りそろえ、国際ワインコンクールでも多くの賞を受賞しているが、札幌市内で提供している飲食店は少なく、12種類以上を提供するのは同店が初となる。
同店は、これまで提供していた海外産などのワインをすべて北海道ワインに切り替え、料理もワインに合うメニューを新たに約20種類開発した。北海道ワインのアンテナショップとしてさまざまな種類のワインを提供するとともに、パンフレットやカタログの配布、おたるワインギャラリーのイベント告知など積極的にプロモーションを行う。
提供するのは、「おたる完熟ナイアガラ」や「北海道ケルナー」のほか、山ぶどうの交配種を原料とした「おたるアムレンシス」、限定醸造ワイン「鶴沼」シリーズの「鶴沼ツヴァイゲルト・レーベ」「鶴沼ミュラー・トゥルガウ」、北海道屈指のぶどう作り名人と呼ばれる余市町の契約農家で収穫されたぶどうが原料の「北島秀樹ケルナー」など常時12種類。北海道ワイン5種類を飲み比べる「北海道ワインお試しセット」も用意する。
提携記念イベントとして「おたる初しぼり 5円(ご縁)キャンペーン」と題し、11月30日まで2種類のワインを1杯目のみ5円で提供。11月11日~15日は「北海道ヌーヴォーフェスティバル」を行うなど、今後も定期的にワインイベントを予定している。年明けにはデザートとワインのセット企画も。
北海道ワインの嶌村彰禧社長は「今はよく地産地消といわれている。北海道の人にもっと飲んでもらいたい」と話す。
「あべ牛 旬彩 芽吹庭」の営業時間は11時~14時30分、17時~23時。