「さっぽろ菊祭り」が11月3日から、札幌駅前通地下広場、さっぽろ地下街オーロラタウンで開催される。
同イベントは1963年(昭和38年)に始まり、例年11月上旬に行われる道内最大規模の菊まつり。今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止対策を取った上で実施される。期間中は大輪や懸崖、盆栽など丹精込めて育てられた約1000鉢の菊が一堂に会する。
出品された菊は本格的な協議会が行われ、大きさや美しさの評価によって各省の大臣賞や、北海道知事賞などが与えられる。札幌市文化団体協議会の協力の下、書道や絵画などの文化作品の展示も行う。
期間中は、さっぽろ地下街オーロラタウンのオーロラプラザで、ドーム菊やスプレー菊などさまざまに仕立てた菊で作る菊花総合花壇「オーロラ花壇」を設置するほか、生け花や書道をはじめ、俳句や川柳、和紙染色画など、多彩な和の文化作品も展示する。会場が和の雰囲気に包まれる3日間となる。
担当者は「一口に菊といっても仕立て方や種類によって印象が大きく変わる。丹精込めた菊の花をこの機会に見に来てほしい」と呼び掛ける。
11月5日13時まで。