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札幌で障がい者事業者向けイベント 障がい者施設のものづくり再考

セミナーの様子

セミナーの様子

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 障がい者施設などを対象にしたイベント「『ものづくりブラッシュアップセミナー』春講座」が5月23日、札幌エルプラザ(札幌市北区北8西3)で開催された。

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 障がい者事業所が参加し、札幌市手をつなぐ育成会が運営している「元気ショップいこ~る」が主催。秋にリニューアルオープンを控える同店は今後さまざまな取組を行っていこうと計画。セミナーは第1弾として開き、札幌市内の障がい者施設と、現在同店に商品を出品している障がい者施設を対象に行った。

 セミナーはフリーランスとして福祉支援を行っているMental-Consul代表の相内雄介さんと、障がいの有無に関わらず地域交流の場を作り上げるイベントの企画・運営などを手掛けるエムブイピークリエイティブジャパン社長の大海恵聖さんが講師を務めた。セミナーのメインテーマは「障がい者施設のものづくり」。

 講師を務めた相内さんは「授産製品」から「商品」への転換が大事だと話した。従来障がい者ショップの製品は「頑張ってというエール」のような「募金感覚」の購入が多かったという。しかし、現在では雑貨店などでも障がい者商品を取り扱い始めている。相内さんは「進歩するには情報と熱意が必要。情報を収集し、人とのつながりを構築し、意識から磨いていくことで商品価値を高められる」と話した。

 セミナーは今後も札幌市立大学などの協力を得ながら展開。夏講座は7月に開催予定。

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