大きさや様式にこだわらず、伝統的な技を備えた席飾りが特徴の「春の風流盆栽展」が5月10日、「豊平公園」(札幌市豊平区豊平)緑のセンターで始まった。
高い技術と時間をかけて作り込まれた小品盆栽をはじめ、手のひらサイズの極小盆栽、樹齢を重ねた樹木の重厚さを感じる大型盆栽を40鉢展示する。地板や手作りの箱型の飾りを使った伝統的な席飾りで展示することで日本の盆栽文化を堪能できるようにしているのが特徴。
期間中、風流盆栽会会員が盆栽に関する疑問に答える相談コーナーを会場に設置。自宅の盆栽を持ち込み、剪定(せんてい)や針金かけなどの実践相談も行う。
担当の戸倉倫さんは「松柏(しょうはく)類と季節の花木、草物、水石などの組み合わせで春の風情と遊び心を感じることができる。ぜひ訪れてほしい」と呼び掛ける。
開催時間は8時45分~17時15分。入場無料。今月12日まで。