大丸札幌店(札幌市中央区北5西4)7階ホールで現在、「THE SAPEUR サプール写真展『平和をまとった紳士たち』」が開催されている。
サプールとは、アフリカ・コンゴ共和国で、90年以上続く独自文化。発祥については諸説あり、1880年代にヨーロッパ諸国によるアフリカの植民地争いが起こった際にコンゴの社会活動家がパリの紳士の格好をしていたことが、ファッションと平和信仰を結びつけた表現になったと言われている説があるという。
同国は世界最貧国のひとつと言われ、国民の平均月給は2万5000円。その貧しさの中でこつこつと資金をため、高額なブランドスーツを身にまとい、サプールたちは平和を訴えているという。
実際に戦争を経験し、「服が汚れるから戦わない」という彼らのシンプルな哲学に感銘を受けた写真家のSAP CHANOさんが撮影した200点以上の写真とムービー映像で彼らの活動を紹介する。
開催時間は10時~19時 30分(最終日は17時30分まで)。入場料は一般500円、中学生以下無料。10月30日まで。