札幌・白石区に11月7日、和洋創作菓子店「スイートオーケストラ 白石ガーデンプレイス店」(札幌市白石区南郷通1、TEL 011-887-0002)がオープンした。
店舗面積は調理場も合わせて約22坪。カウンター3席、テーブル10席のイートインコーナーを併設する。ケーキおよび焼き菓子は本店工場(白石区栄通7)から運び、同店のオープンにあわせて新しく開発したフレンチトーストやイタリアントーストをはじめ、厚焼き卵サンド、パフェなど軽食は店内で調理する。
北海道産原料などを使った3層構造のケーキで店名にもなっている「スイートオーケストラ」や、餅に似た柔らかい食感と伸びる質感のチーズケーキ「おもっちーず」、「北海道スイートポテト」などオリジナルスイーツ約65種類を販売する。新商品「カンノーロ」(300円)は本店と同店で、注文と同時にできたてを提供するという。
同店を運営する「わらく堂」は白石区で1974(昭和49)年に設立。前身の和楽堂は1966(昭和41)年に創業し、菓子製造を行う。2002年から洋菓子の製造をスタートさせたという。かつて白石の産業であった赤れんが製造をモチーフにしたチョコレートケーキ「白石煉瓦」や白いどら焼き「白どら」を商品化するなど、白石区にこだわった菓子作りも展開する。
同日オープンした白石区複合庁舎と、庁舎に直結する商業施設「白石ガーデンプレイス」の建設計画を2年前に知り、地下鉄白石駅に直結する立地の良さと白石区にこだわる同社からアプローチして出店に至ったという。
工場長の関根康功さんは「合同庁舎を利用するみなさんや地域の方が気軽に休めて、ホッとできる場所に育てていきたい」と話す。
営業時間は10時~19時。