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札幌白石区複合庁舎完成 見学者続々、イベント広場などにぎわい創出

地下鉄白石駅に直結している「白石区複合庁舎」

地下鉄白石駅に直結している「白石区複合庁舎」

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 地下鉄白石駅に直結する「白石区複合庁舎」(札幌市白石区南郷通1、TEL 011-861-2400)が11月7日、オープンした。

白石区の歴史を紹介する「白石郷土館」

 白石区役所、白石保健センター、白石区民センター、白石区保育・子育て支援センター(ちあふる・しろいし)が統合されている。複合庁舎の階数は、地下2階、地上7階建て。正面玄関は全面れんがタイル仕上げで、地中熱や太陽光の利用など再生可能エネルギーを利用し、ビルエネルギー管理システムも導入して環境にも配慮する。

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 庁舎1階入り口には、白石区ふるさと会と白石区の協働事業として、広さ75平方メートルの新施設「白石郷土館」を設置。1872(明治4)年に白石に移住した仙台藩片倉家家臣の奮闘ぶりや、白石村と札幌市が合併した1950(昭和25)年までの記録を紹介する。

 地下2階には30~40人が一度に集まることができる「まちづくりイベント広場」を設け、発表会や展示会などまちづくりに関連するイベントを行う場合に、地域団体や個人に無料で貸し出しする。運営は区役所と外部のコーディネーターが共同で行う。外部コーディネーターが運営に参画するのは札幌市内では初めてという。

 6階には札幌で初めてとなる絵本専門の図書館を設置。色彩豊かな空間で子どもたちが声を出して読むこともできる。開設当初は蔵書数約1万5000冊を置くが将来的には約2万冊まで増やす予定。

 同庁舎と同じ敷地内に完成した商業施設「白石ガーデンプレイス」も同日オープンし、相互利用できるようになっている

 2003年に現在地に用地を取得し、2014(平成26)年から着工。並行して、2011(平成23)年から区民ワークショップや新庁舎整備に関する区民検討会を行い、地域住民らとともに複合庁舎の活用方法を検討してきた。旧区役所は来年取り壊す予定だが、跡地の利用方法はまだ決まっていないという。

 札幌市白石区役所 市民部総務企画課長の田辺信二さんは「いろいろな施設が入っているため、オープン以来、見学目的で来庁している区民が多い。一般的な区役所の使われ方とは異なり、みなさんの期待を感じる」と話す。地域振興課 地域活動担当係長の山本公崇さんは「まちづくりイベント広場の活用方法に関して、さまざまな活用方法を数年かけて検討してきた。区役所職員だけの発想では出てこなかったアイデアも多数反映されている」と話す。

 同庁舎では今月19日まで、オープンに関連した各種コンサートやイベントを展開する。

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