札幌市デジタル創造プラザ(=インタークロス・クリエーティブ・センター、以下ICC、札幌市豊平区豊平1条12)は6月28日、同施設内に格安料金で貸し出すギャラリー「ICCギャラリー」を開設する。
2002年に開設したICCは、若手クリエーターやIT関連企業を志す人々を支援し、安価でオフィス環境を提供するほか、人材育成を中心にデジタルコンテンツ産業の振興に取り組んでいる。今回のギャラリー開設は、クリエーターへのビジネススキルやクリエーティブスキルの向上を支援する活動の一環。今年2月、展示用のカーテンレールを増設したため、ギャラリーとして正式な貸し出しを始めた。
ギャラリーとなるのは、玄関ロビーを含めた1階廊下部分。利用料金は、1日=600円と格安。ICCがクリエーター支援施設であるとともに、もともとギャラリーとして作られていないためスポットライトが少なく、平日の18時以降や土曜・日曜・祝日は正面玄関が施錠されるなど不便な点を考慮し、今回の料金設定を行ったという。利用日数は最長で14日間。スポットライトや設置台などは無償で貸し出し、展示販売も可能。
オープニング企画として6月28日~7月11日、ICC入居者の「ソノーク」栗田正樹さんによる展示会「時空元」を予定している。
ICCの小林大介コンテンツ振興課長は「豪華な設備などはないが、展示の方法などはかなり自由度が高いもの。できる限りクリエーターのニーズに応えていきたい」と話している。
利用時間は9時~21時。土曜・日曜・祝日定休。
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