札幌・すすきのに9月15日、鶏料理専門店「京都鳥せゑ(せえ)札幌本店」(札幌市中央区南4西4、TEL 011-213-0968)がオープンした。
「京都鳥せゑ」グループは、1966年に創業し、京阪神エリアを拠点にフランチャイズを展開する鳥料理専門店。店舗面積は52坪。席数はカウンターとテーブルの計50席。札幌へは初進出となる。
同店の北海道スタートは砂川市。カラオケ店に勤務していた店長の藤田朋大さんが京都本店の味と技を習得して砂川店をオープンしたのが2年半前。ゼロからのスタートだったが、今年6月に閉店するときに常連客から「これからどこで晩御飯を食べればいいのか」と嘆かれるほど、地域に密着した存在になったという。
次の目標として札幌に店を開くことを決意した際、フランチャイズ本部のアドバイスで、店名を「札幌本店」とした。藤田さんは「砂川店に比べ面積も座席数も約2倍。メニュー数も以前の1.5倍に増やした。まずは札幌本店を知ってもらうことから始める」と力を込める。
看板メニューはブランド鳥の刺し身「うす造り」(710円)。サッと湯通しした薄切り肉をもみじおろしと一緒に提供する。名物メニューは京都とりせゑの初代料理長が考案した「とりコロッケ」(600円)、スタンダードメニューの「やきとり」(190円)、「とりねぎ」(130円)、「おまかせ十二串セット」(1870円)やこだわりの日本酒をそろえる。七味唐辛子やサンショウは京都・清水の老舗香辛料専門店「七味家本舗」から取り寄せたものを使う。
藤田さんは「またゼロからのスタートになるが、『京都鳥せゑ』があるからすすきのへ行きたいと言ってもらえる店に育てたい」と目を輝かせる。
営業時間は17時~翌1時。日曜定休。