札幌・平岸街道沿いに9月、リゾット専門店「Risotteria.GAKU hiragishi(リゾッテリア・ガク ヒラギシ)」(札幌市豊平区平岸2条5、TEL 011-839-9006)がオープンした。
北海道内4店目の出店となる同店。1号店は2006年、「札幌市時計台」(中央区北1西2)ビルの地下に開業した。「イタリアンの飲食店で働いていたときに『リゾットを食べたい』というお客さまの声を聞いていたが、大抵コースの中の一品で専門店はなかった。パスタのように気軽な感覚でリゾットを食べられる店があれば」という思いから独立し開業に踏み切った店主の橋本学(がく)さん。2008年に札幌・大通、2010年に旭川へ出店を果たした。
店舗面積は約40坪で、席数は42席。内装は、土の色、米の収穫をイメージした黄金色などを使い「イタリアの田舎」をモチーフにしたという。「リゾットを主食として楽しんでもらいたい」という思いから米の量は通常で230グラム盛り付ける。「コースの一部では少ししか味わえないリゾットで満腹になれる一品にこだわりたかった」と橋本さん。米は水分量が少ないリゾットや炒め物などに合う北海道米「大地の星」を使い、若干の芯の歯応えを残すなど食感にこだわる。スープは丸鶏、香味野菜、ハーブなどを4、5時間煮込む「ブロード」を仕込む。
リゾットは「トマト」「自家製ミートソース」「クリーム」「ブロード」などのベースとなる味付けによって種類が分かれている。主メニューは「アマトリーチェ」(880円)、「黄身にジャストミート納豆」(850円)、「ゆで鶏といろいろキノコのクリームリゾット」(780円)、「ぷりぴりえびと色々きのこのトマトソースリゾット」(980円)など、100種以上のメニューを用意する。
デザートに自家製ジェラートも用意し、定番のバニラやチョコレート、季節や仕入れに合わせたメニューも提供する。リゾット、ジェラートはテークアウトもできる。
橋本さんは「気軽にリゾットを楽しめる専門店は国内でもめずらしい。今後も立地が合えば店舗展開して食べていただく機会を増やしたい」と話す。
営業時間は11時30分~22時。