札幌から国際ビジネス発信を目指すイベント「IBL JAPAN国際ビジネス異業種交流会」が6月12日、「ホテルモントレ札幌」(札幌市中央区北4東1)2階「メイフェアホール」で開催される。
IBL JAPANは「International Business League of Japan」の略称で、国際的な舞台でビジネス展開する企業家、ビジネスマンの支援や交流、マッチングを目的とした団体。語学教室の経営、多文化交流イベントの企画運営などを手掛ける三浦嘉大さんが2011年11月に立ち上げた。「日本人同士、札幌に住む外国人同士の異業種交流会は頻繁に開催されているが、日本人と外国人の異業種交流会は無かった。自分もそういう団体があれば入会したいと思っていたが、無かったので立ち上げた」と三浦さん。「3.11が発生した際、日本が好きだから、日本に残って役に立ちたいという外国人がたくさんいた。ビジネスを通して日本を元気にしたいというみんなの思いを形にできる場所があればと思った」と立ち上げのきっかけを振り返る。
会場では、商談会、立食パーティーを行う。立ち上げ以来、これまで月1回のペースで開催を重ね、前回で15回目を迎えた。これまでに、日本語学校と観光に来た外国人向けの着付けサービス、海外向けの貴金属貿易、日本のアクティビティ体験、ホテルへのインバウンド事業など、さまざまなビジネスにつながり、中国、韓国、アメリカ、ドイツ、タイ、オーストラリアなど、参加する外国人の国籍も広がったという。立食パーティーで提供する食事はイスラム教の法にのっとった豚肉を使わない料理「ハラール」で、英語表記のメニュー名も用意するなど、外国人参加の間口も広げた。「国際ビジネスをしている人は、僕の回りでは一匹おおかみの方が多いイメージがあった。異文化の交易は経済の始まり。ビジネスの幅が広がる横のつながりをつくるきっかけにしたい。今後は2、3カ月に1回のペースで開催し、語学、インバウンド、輸出入など、業種ごとにカテゴライズした交流会を開催したい」(三浦さん)。
「札幌は国際的な観光都市。外国人が集まり、それに関連したビジネスが生まれるチャンスがたくさんある。日本人と外国人で力を合わせて国際ビジネスを発展させたい」と話す。
開催時間は、商談会=19時~20時25分(開場18時40分)、立食パーティー=20時30分~22時。参加費は、商談会=4,500円(外国人は4,000円、立食パーティーにも参加する場合は7,000円)。