札幌にシェアハウス「Wagaya+」-系列2施設目、国際交流テーマに

ハウス内で鍋を囲む様子

ハウス内で鍋を囲む様子

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 札幌・環状通り東に4月1日、国際交流をテーマにしたシェアハウス「Wagaya+(わがやプラス)」(札幌市東区北14東12)がオープンした。経営は不動産業・ウェブマーケティングなどを手掛けるFULLCOMISSION(中央区)。

入居者の部屋の一例

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 同社が手掛けるシェアハウスは市内2施設目。入居者同士が家族のような関係を築ける場所、若者がチャンレジする場の創出、入居者同士のつながりによるビジネス創出などをコンセプトに、昨年8月に1施設目(豊平区菊水1条7)をオープン。入居者の山仲章平さん(24)は昨年12月、アロハシャツ専門のウェブショップ「HEIZOOSE Aloha+Supply(ヘズース・アロハ・サプライ)」の運営を始め、梅木雄太さん(24)はタイにシェアオフィスを立ち上げるなど、それぞれ活動を始めている。

 2号棟は同社社長の山崎明信さん(28)と1施設目の入居者らで立ち上げ、従来のコンセプトに加え「国際交流」「言語シェア」をテーマに加えた。「立ち上げて気が付いたのは、入居者や集まる人たちに留学経験のある人や海外に興味を持っている人が多いということ。そこに着目して『英語が身に付くシェアハウス』というプラスアルファを思いついた」と話す山崎社長。「1施設目に海外留学経験や渡航経験を持つ入居者がいたことで新たなテーマを持ったシェアハウスが生まれた。1人では思いつかない発想を与えてくれるのもシェアハウスの面白いところ」とその魅力を語る。

 建物は中古の一軒家で、入居者と業者で内装をリフォームした。間取りは、1人部屋8室、2人部屋2室、4人部屋1室で、1階にバスルーム、2階に共有リビング、キッチンを設ける。家賃は2万5,000円~4万4,000円。「Wagaya+」では週1度の恒例イベントとして、与えられたテーマに沿った話題を英語で話す「英語プレゼン大会」を行い、人前で英語を話す場、交流機会をつくる。現在は日本語学校と交渉し、外国人留学生の誘致に力を入れ、6月には留学生が1人入居する予定。外国人留学生が日本語を覚える場にもなり、留学経験者は継続して英語を学べる場にもすることで互いのメリットにつなげる。

 2施設目に移り住んだ山仲さんは「シェアハウスにはいろんな仕事を経験した人やその友だち、知り合いなどが集まり交流の幅がどんどん広がるのが面白い」とし、「『何か始めたいが何をしようか』と考えている人や『どうしたらいいいか』と足踏みしている人も、それぞれの強みを生かして大きなコミュニティーになり得る。英語学習も含め、新たな出発点となる場所になるはず」と期待を寄せる。

 入居希望などの問い合わせは、同社(TEL 03-6318-1699)まで。

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