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札幌のイタリア料理「ツィオ・ヴィットリオ」1周年-「エリオ」駆けつける

店舗内観

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 札幌・宮の森の南イタリア料理「Locandino Zio Vittorio(ロカンディーノ・ツィオ・ヴィットリオ)」(札幌市中央区宮の森3、TEL 011-590-1290)が3月3日、開業から1周年を迎える。

ランチで提供するパスタの一例

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 同店は南イタリア・カラブリア地方の家庭料理が人気のレストラン。オーナーシェフの纐纈(こうけつ)智広さんは、東京・麹町の人気南イタリア・カラブリア料理店「Elio Locanda Italiana(エリオ・ロカンダ・イタリアーナ)」で立ち上げから12年間シェフとしての腕を磨き、5年前に故郷である北海道へ戻ってワインバー「CANTINETTA SALUS(カンティネッタ・サリュ)」(中央区南3西3)のシェフを務めた後、同店の開業にこぎ着けた。

 「エリオで働き、オーナーのエリオ・オルサーラと出会ったことは大きな出来事だった」と纐纈さん。「エリオで働いていたときは前菜、パスタ、ドルチェなど、各部門をじっくり学んだ。2年ほどの周期でさまざまな店舗を転々として学ぶシェフが多い中よく驚かれるが、本当に濃い12年間だった」と振り返る。「店名のZio Vittorioは『ヴィットリオおじさん』という意味で、僕がイタリアに滞在した際にエリオの伯父のヴィットリオさんにお世話になったのでこの名前を付けた」とも。

 開業から1年、ランチタイムは女性、ディナータイムは40代以上の夫婦や家族連れなど幅広い客層をつかんだ。「気軽にイタリアの家庭料理が食べられる店にしたいと思って地元の北海道で始めて早くも1年。少しずつ地域に根付き始め、『こんな料理が札幌で食べることができて良かった』と言っていただけるお客さまも増えた。北海道とカラブリア、どちらにも偏りすぎず、北海道の食材を使ってどれだけカラブリア料理を表現できるかを今後も追及したい」と話す纐纈さん。「2年目、3年目も面白くなる予感がする。札幌にももっと食事をする楽しみを伝えたい」と意気込みを見せる。

 3月は、同店で提供する通常の「カラブリアコース」(3,800円)を「よりカラブリア色を強くする」スペシャルコースとして提供する。1周年となる3月3日は、エリオ・オルサーラさんも駆けつけ、ビュッフェスタイルのパーティーも行い1周年を祝う。パーティーへの参加は同店への問い合わせ(TEL 011-590-1290)するか、フェイスブックページで確認できる。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時、ディナー=18時~21時30分。月曜定休。1周年パーティーは、1部=ビュッフェ&フリードリンク(5,000円)・開催時間は17時~19時、2部=ビュッフェ&ワンドリンク(2,000円)で19時30分~21時30分。

「エリオ・ロカンダ・イタリアーナ」・・・1996年の開業以後、本場カブラリア料理と現地の雰囲気をそのままに醸(かも)し人気店となり、日本に南イタリア料理文化を広めた功績を称えられ、オーナーのエリオさんは功労勲章「ガヴァリエーレ」を受賞。サッカー日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督やタレントのパンツェット・ジローラモさんらイタリア人も来店するという。

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