北海道の秋の食材を一堂に集めたイベント「ホクレン大収穫祭」が10月16日、札幌三越(札幌市中央区南1西3)で始まった。主催は「ホクレン農業協同組合連合会」(北4条西1)。
同イベントは業者向けの流通・販売を行う同社が「収穫の喜びを多くの人と分かち合いたい」という目的の下、一般消費者向けの行事として1972(昭和47)年から開催されている秋の風物詩。今年で41回目を迎え、例年約20万人が来場する人気イベント。
会場では、道内各地のJAが集まり特産の野菜・果物、加工食品など農畜産物・農協特産品を販売するブース、「北海道漁業協同組合連合会(北海道ぎょれん)」(北3条西7)が展開する魚介類のブース、道内の18工房で作ったナチュラルチーズのブース、道内の「農村女性部」が手作りした漬物ブース、道産スイーツブースなどを設け、約800種の商品や企画を用意する。今年は札幌三越の創業80周年を記念し、ホテルオークラ札幌(南1西5)とのコラボブースも登場、同ホテルの総料理長・藤間高志さんによる実演販売なども行うほか、同ホテル内のレストラン「コンチネンタル」「桃花林」で限定ランチ(2,500円)、ススキノの和食郷土料理店「杉ノ目」で限定コラボ弁当(2,000円)も提供する。
日替わりの限定タイムセール、ウインナーすくい取り、卵のつかみ取りなどのイベントも開き、ギフトセットの発送も受け付ける。
開催初日は、同社の石川治徳さん、札幌丸井三越(南1西2)執行役員・札幌三越店長の新藤信夫さんらによるあいさつの後、同社から市内の児童福祉施設へ北海道米「ゆめぴりか」の新米4トンを贈呈するセレモニーも行われた。昼から夕方過ぎまで終始混雑したフロアは、年配の客層を中心に数百人の来場者で常時にぎわった。
営業時間は10時~19時(最終日は18時まで)。今月22日まで。