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札幌三越で「ホクレン大収穫祭」-40回記念で北海道ぎょれんも協力

昨年行われた「ホクレン大収穫祭」の様子

昨年行われた「ホクレン大収穫祭」の様子

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 馬鈴しょ・玉ネギ・カボチャ・新米など、北海道の秋の味覚をそろえた「2011ホクレン大収穫祭」が10月18日から、札幌三越(札幌市中央区南1条西3)10階催し物会場で始まった。主催は「ホクレン農業協同組合連合会」(北4条西1)。

ホクレンと北海道ぎょれんが共同開発した「大漁豊作わっぱめし」

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 同イベントは、業者向けの販売がメーンの同会が年に一度、「収穫の喜びを一般消費者と分かち合うこと」を目的に、札幌冬季オリンピックが開催された1972(昭和47)年に初めて開催。今年で40回目を迎える。同会広報宣伝課の鎌田さんは「札幌近郊に住む消費者の方々を中心に、毎年20万人規模の動員がある。特に高齢者の方々には毎年楽しみにしていただている方も多い」と話す。

 今回は40回の節目を記念し、定番の農畜産物・農協特産品に加え、「北海道漁業協同組合連合会(北海道ぎょれん)」(北3条西7)の協力で、豊富な海の幸も販売。全国発送やさまざまな企画を用意し、12のブースで販売する。

 「とれたての『北海道の味覚』」と題した全国発送は、「ホクレン大収穫祭40回記念セット」として、農産物と魚介類のセットや同イベント限定の「北の美食米」とジャガイモ・玉ネギなどのセットも用意。北海道ぎょれんが提供する新物イクラしょうゆ漬け・新物塩アキアジ・生サンマなどの魚介類も取りそろえる。

 会場では、ジャガイモ・玉ネギ・リンゴなどの旬の野菜や果物をはじめ、新豆、卵、精肉、ホクレンブランドのハム・ソーセージ、加工食品、砂糖、乳製品、新米など約800種類の商品を集め、同イベント特別価格で販売するほか、各コーナーでは試食・試飲などの商品PRも行う。

 そのほか、今回が初登場となる北海道ぎょれんの魚介類コーナーでは、北海道産の鮭、サンマ、ホッケ、ホタテ、タラコ、昆布など多彩な魚介類をそろえるほか、この秋に獲れた北海道産サケから取り出した卵を特製しょうゆだれに漬け込んだ「イクラしょうゆ漬け」の量り売りや、新鮮な海の幸をその場で揚げたフライの実演販売など、さまざまなイベントを用意する。

 40回記念の特別企画では、同会と北海道ぎょれんが共同開発した特製弁当「大漁豊作わっぱめし」(1折1,001円)を各日200個限定で販売。北海道米「ふっくりんこ」のすし飯の上に、北海道産新物イクラのしょうゆ漬けや石狩産サケ、ベニズワイガニ、ホタテを載せ、道産カラマツ材を使った器に盛った。

 自家農園や協力農家で採れた農作物を使った料理を提供するレストラン「ファームレストランハーベスト」(長沼町)は、昨年も好評だったという「アップルパイ」(291円)や、今回が初登場となる「かぼちゃパイ」(291円)を各日200個限定で実演販売する。そのほか、道内各地のチーズ工房で作られたナチュラルチーズや、農村女性部による漬物、全道の特産品やスイーツも販売する。

 「今年は震災の影響もあり、北海道ぎょれんさんも実質的な被害を受けた。同じ一次産業に携わる団体として今後も協力していければ」と鎌田さん。「今年も無事に収穫の秋を迎えることができた。北海道の安心・安全な農畜産物や魚介をぜひ召し上がっていただければ」とも。

 開催時間は10時~19時(最終日は18時まで)。今月24日まで。

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