札経の年間PVランキング1位は東日本大震災に対する節電

東日本大震災に対する節電の状況を伝えた北海道電力

東日本大震災に対する節電の状況を伝えた北海道電力

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 JRタワー内の商業施設「paseo(パセオ)」や新千歳空港ターミナルビルなど、札幌を代表する施設の大幅な変化が目立った2011年、札幌経済新聞の年間PV(ページビュー)ランキング1位に輝いたのは東日本大震災に対する節電の状況を伝える記事だった。

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 震災時の道内ガソリンスタンドの給油制限を伝える記事が2位となり、トップ2を震災絡みの記事が占める結果となった。ランキングは、今年1月1日から12月27日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。

1. 東北地方太平洋沖地震に対する節電-北海道電力からの供給は十分(3/14)
2. 北海道エネルギーが道内ガソリンスタンドで給油制限-東日本大震災で(3/16)
3. 札幌・円山にハンバーガー&パンケーキ「ラナ」-道産素材をメーンに(4/12)
4. 屋台村「すすきの横丁」-空きビルに飲食店集積、地域活性化目指す(6/30)
5. 札幌・北34条近くに「麓郷舎流 らーめんや五郎」-五郎系ラーメン目指す(7/11)

6. 札幌・円山に小規模複合商業施設「円山インディゴ」-「街の駅」テーマに
7. 札幌・苗穂に二郎系ラーメン店「らーめん てら」-琴似の人気店が2号店
8. 札幌・ススキノにスイーツバー「メルティー」-こわもて店長とのギャップも
9. 札幌すすきのに「餃子の王将」-北海道初出店で長蛇の列
10. 札幌・ノルベサに二郎系ラーメン「ロクゴーガッツ」-麓郷舎グループが新店

 トップテンの約半数を占める飲食店に関する記事は、「二郎系」ラーメンを踏襲した北海道発の「麓郷舎(ろくごうしゃ)流 らーめんや五郎」(5位)、「らーめん てら」(7位)、「ロクゴーガッツ」(10位)がランクインし、12位には同じく二郎系の「麓郷舎 字」、13位には「デカマックス」、17位には「バカ盛り」の「しゃぶしゃぶラーメン」が入るなど、北海道での二郎系の浸透ぶりがうかがえる結果となった。14位には火炎放射器を使い1300度の高温で仕上げる札幌ラーメン店「炎神」も入り、札幌のラーメン・シーンのにぎわいを感じさせる。

 3位のハンバーガー&パンケーキ「ラナ」や「こわもて店長」のスイーツバー「メルティー」(8位)などスイーツ関連の人気は根強く、「探偵物語」の世界観を再現した「工藤珈琲事務所」(15位)やイタリアンレストラン「Taverna fianco a fianco(タベルナ フィアンコ ア フィアンコ)」(18位)、「ファッショナブル」な女性スタッフが接客する「居酒屋 はなこ」(19位)など、カフェ・レストラン・居酒屋などの新店も飲食店のジャンルを問わず人気を集めた。

 今月22日に札幌駅前通り沿いにオープンしたばかりの「餃子の王将 すすきの店」は、つい先日の記事にもかかわらず9位にランクインし、現在でも行列ができ話題となっている。

 新施設では、7月にススキノにオープンした飲食店の複合店・屋台村「すすきの横丁」(4位)や、4月に円山にオープンした小規模複合商業施設「円山インディゴ」(6位)がランクイン。イベントでは、10月に行われ日本初開催となったゾンビ仮装による参加型行進パォーマンス「ゾンビウォーク」(16位)や700人規模での開催となった大規模「合コン」イベント「エゾコンMAX」(20位)も話題を集めた。来年1月には2000人規模の「エゾコンMAX 2nd」も開催される。

 震災の影響で一時は観光客が激減し、閉店を余儀なくされた飲食店やホテルも少なくない札幌だが、現在では徐々にそのにぎわいも取り戻しつつある。民間レベルでも、札幌駅前のセンチュリーロイヤルホテル最上階「スカイレストラン ロンド」の大幅リニューアル、劇団四季の専用劇場「北海道四季劇場」のオープン、スターバックス北海道進出10 周年など、明るいニュースも多かった。

 復興の兆しを見せる2012年も、地域に根付いた札幌圏の動向をいち早く伝えていきたい。

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