札幌西武(札幌市中央区北4西3)は、1階の化粧品売り場やアクセサリー売り場、洋品小物売り場のリニューアルを行い、11月23日にオープンする。
今回のリニューアルは、女性を意識したファッションの充実を図り、3月にリニューアルした地下1階のシューズ・バッグ売り場に続く第2弾。1階の大幅なリニューアルは10年ぶりとなる。これまで1階に配置していたバッグ売り場など一部の売り場を移動し、化粧品売り場を拡大。化粧品売り場、アクセサリー売り場、洋品小物売り場それぞれの再編集を行うことで、主要顧客の女性をターゲットに、20代後半からのスキンケアやメーク関連を充実させ、サービスの強化を図る。
化粧品売り場は、これまでの木目の床や落ち着いた照明を一新し、商品本来の色や顔色を分かりやすくするよう白に統一。11月30日オープンの「クリスチャンディオール」「スック」を含め、「インナーシグナル」「ビオテルム」の4ブランドを新規導入。これまで1階にコーナー設けていた「ケサランパサラン」は2階へ移設し、まつげエクステンションの施術を行う「アイラッシュデザイニング」を併設する。
そのほか、フロア内にゆったりとした5坪の個室で肌の手入れなどを行う「トリートメントルーム」を新設。「花王ソフィーナ」「コスメデコルテ」「資生堂」「アウェイク」の4ブランドには、通常のカウンターのほか、ソファを備えたキャビンを設け、人の目に触れずにゆっくりと肌診断や顔のマッサージ、メークやスキンケアのアドバイスを行うなどのサービスを取り入れる。
アクセサリー売り場は、日常生活で気軽に使えるコスチュームアクセサリーなどのブランド、品ぞろえを集積。「ザ・キッスアニバーサリー」「パレアージュ」「インタープラネット」「テイクアップ プライヴェート」「アトリエドパール」の5ブランドを新たに導入する。
洋品小物売り場は、専用の什器を取り入れレッグウオーマーやカラータイツなどのレッグアイテムの品ぞろえに力を入れ、地下1階の婦人靴売り場と連動して提案。そのほか、ストールや帽子、手袋など感度の高いインポートアイテム300点を用意する。
札幌西武担当者は「年を重ねるごとに『美しくありたい』『よりおしゃれになりたい』などの思いが強くなる女性客を取り込み、満足していただけるような売り場を目指す」と意気込み、リニューアル部分の来年度の年間売り上げは20億円を見込む。