劇団四季が小学校5・6年生を対象に実施している「美しい日本語の話し方教室」が11月7日、札幌市立新琴似北小学校(北区新琴似11条6)で開かれた。
「美しい日本語の話し方教室」はニッセイ名作劇場をはじめとした「こころの劇場」、「クリスマスチャリティー公演」と共に、劇団四季の社会活動の一環として2005年に開始。劇団四季の俳優とスタッフが、劇団四季50年を超える歴史の中で培ってきた独自の方法論「母音法」を通して、「美しい日本語の話し方」について児童に教える授業。
昨年から関東のみならず、仙台、静岡、名古屋、広島、沖縄でも行われ、北海道開催は今回が初。これまでに訪問校数1762校、授業数4126回、授業を受けた生徒数14万2577人(2011年3月11日現在)と年々に活動を拡大している。
当日は同校6年1組の児童31人が授業を受け、「ライオンキング」札幌公演中の俳優・池田英治さん、岩城雄太さん、海宝あかねさんの3人が来校。授業では日本語の「音の分離」「母音と子音」「日本語における母音の重要性」について分かりやすく丁寧に解説した。後半にはファミリーミュージカルのテーマ曲「友達はいいもんだ」を使って、歌詞を正しく伝える方法と共に、「思いやり」や「友情」の大切さを伝えた。授業を受けていた子どもたちからは真剣に授業を聞く姿や元気な姿が見られた。
同社広報担当は「今回北海道初開催ということで、今後は札幌の学校に訪問して子どもたちに『美しい日本語の話し方』を教え、回数を重ねていけるようにしていきたい」と話す。