札幌駅・西コンコース広場で10月29日、「学校給食展」が開催される。
今年で34回目を迎える同イベント。札幌市学校給食栄養士会会長の林原さんは「学校では、給食試食会などで保護者の方に給食についてお話しする機会があるが、もっと広く市民の方々にも学校給食について知っていただきたいと考え開催を始めた」と話す。前回は約1000人が来場。「年齢層は幅広い。栄養士を目指している高校生や大学生もイベントに来てくれる」と林原さん。
今回のテーマは「給食で学ぼう!食べる楽しさ 大切さ」。イベントでは、給食の献立などを写真で展示した全面パネルや、歴代の食器や給食一食分の実物展示、展示説明を聞きスタンプを集める「野菜ゲットスタンプラリー」、制限時間内に箸で小豆を移動させる量を競う「はし1(ワン)グランプリ」のほか栄養士による食指導の寸劇、今年から始まる野菜の重量当てクイズなどさまざまなイベントを行う。
最近の給食事情について、林原さんは「昔の人気メニューは、五目ご飯、カレーライス、ラーメンだったが、現在では焼き肉味のものやビビンバなどが好まれる傾向にある。今も昔も変わらず人気なのは揚げパン。年に数回、食教育に活用できるものや郷土料理を考慮し新メニューを決めている」と話す。「いろいろとイベントを予定しているので、スタンプラリーと一緒に楽しみながら食を学んでほしい」とも。
開催時間は10時~18時。