札幌・二条市場に、つけ麺専門店「極(きわみ)や」(札幌市中央区南3東1、TEL 011-200-2225)がオープンして1カ月が過ぎた。経営は市場の魚屋「丸鮮千代水産」などを経営するレイジックス(同)。
海鮮丼3種(左=炙りサーモン丼、右=食べラーいかソーメン丼、奥=まぐろユッケ丼)
二条市場内で同店に隣接する海鮮丼専門店「どんぶり茶屋」などを運営する同社。「市場を活気づけたかった。観光客がメーンに訪れるが、地元の人たちにももっと市場の魅力を知ってもらいたいと思った」と同社企画部の中村さん。店舗面積は約8坪で、席数はカウンター9席。
同店のつけ麺の特徴は「市場(いちば)系」濃厚魚介スープ。口当たりはとろみのある「ドロ系」に仕上げた。「魚屋直営ならではの魚介を数種ブレンドし、それに豚骨を加えた」という。「魚介の風味を損なわないようにするとともに魚の臭みを出さないように調整するのが難しかった。半日以上スープから目を離さずじっくり煮込み味のバランスを調整する」
主なメニューは、「つけ麺」(並盛り1玉=700円、大盛り1.5玉=800円、特盛り2玉=900円)。1日50食限定で提供する。250円の追加とで「炙りサーモン丼」「まぐろユッケ丼」「食べラーいかソーメン丼」のセットも用意。「『どんぶり茶屋』の海鮮丼で提供する魚を使うので当店ならではの市場直送の新鮮な鮮度とクオリティーを味わってもらいたい」
「メーンの客層は男女問わず年齢層もさまざま。『朝ラー(朝食として食べるラーメン)』のような感じで、朝7時など早朝からいらっしゃるお客さまもいらっしゃる」と中村さん。「徐々に地元の方にも根付いてきたようでリピーターの方も少しずつ増え始めた。お土産の海産物だけが売っているイメージが強いが飲食店があるという情報も発信できる店を目指す。ぜひ一度足を運んでいただければ」とも。
営業時間は8時~スープが無くなり次第終了(14時ごろが目安)。