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札幌市西区の魅力を紹介する小冊子「にしく、いこ。」、市内の大学生が制作

「にしく、いこ。」の表紙

「にしく、いこ。」の表紙

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 地域の取材や区の広報活動など、学生ならではの視点で札幌市西区をPRする「西区PR隊 大学生記者」が2月17日、西区の魅力を紹介する冊子「にしく、いこ。」を配布する。

「にしく、いこ。」の特集ページ。大学生の視点から西区・琴似地区のラーメン店やスープカレー店をメーンに紹介している

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 札幌市では「若者が市民自治にもっと深く関われるように」と、大学生と協力したまちづくりを進めており、その一環として西区では昨年度から「西区PR隊」を結成。これまでホームページやブログ制作などをメーンに活動してきたが、本年度はより西区をPRできるようにと大学生自ら記者となり同冊子の発行準備を進めてきた。

 同隊の本年度メンバーは札幌市立大学・藤女子大学・北海道大学・北海学園の学生8人。冊子の構成や掲載する店舗・場所などの内容だけでなく、大学生自らが取材活動を行い、記事の執筆・校正まで冊子作りの全てに関わった。

 西区地域振興課の小倉さんは「このように冊子作りの全ての部分に大学生が関わって制作した冊子は札幌市では初めて。学生も初めは緊張しながら取材活動を行っていたが、慣れていくうちに取材対象と自然なコミュニケーションが取れるようになっていった」と振り返る。

 同冊子では、大学生が感じた西区の「おすすめ」スポットを「グルメ」「自然」「文化・歴史」の3つジャンルに分けて掲載。中でも、琴似地区はラーメンやスープカレーの市内有数の激戦区になっていることから、巻頭2ページにわたり特集。大学生などの若者が気軽に訪れることができるようにと、1,000円程度で食事ができる店を中心に掲載する。

 「クーポンを掲載したり、タウン誌のようなデザインにしたりするなど、大学生視点のアイデアを採用しているので、今まで行政が制作してきた冊子に比べ市民の皆さんにとって必要な情報が盛り込まれているものに仕上がった」と小倉さん。「気軽に手に取っていただけるフリーペーパーのようなデザインになっているので、この冊子をきっかけに西区に遊びに来ていただければ」とも。

 発行部数は3,000部。札幌市内の各区役所、西区内のまちづくりセンター、市内の各大学、同冊子の掲載店舗などで配布する。

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