札幌と札幌近郊の飲食店を取り上げたグルメ雑誌「Saled（サレド）」の創刊号が12月17日、発売された。企画・出版はアドネット（札幌市中央区南2条西10）。

スープカレー店掲載ページ

　「Saled」の誌名は「sapporo」と「lead（導く、先導する）」の過去形・過去分詞形「led」を組み合わせたもの。「地元をリードしてきた『ジモトメシ（地元の飲食店や食べ物）』」をピックアップする。「地元の人が愛する定食屋や居酒屋、ソウルフードを発掘したいと思ったのが創刊のきっかけ」と話す発行人の菅原さん。「地元の飲食店にスポットを当て札幌を元気にすることにつなげたい」とも。

　掲載する飲食店は約80店。「ラーメン」「カレー」「定食屋・居酒屋」ジャンルに分け紹介する。「スープカレーやラーメン屋は札幌の代表的な食文化。『今さらと思いつつもやっぱりおいしいと思う店』を巡った。定食屋・居酒屋のジャンルは素材や技術ではなく『ベタで自慢できるような地元の店』を探した。どの店も独自のこだわりや主張がありそれら探しつつ店を巡る過程も面白みの一つ」

　「札幌に住む人間として地元のおいしい食べ物や店それぞれの自慢のメニューなど知る義務があると思う。この本を読んで人が動いて、札幌の魅力を発信するきっかけになってほしい」とも。

　仕様はオールカラー104ページ。価格は680円。札幌市内・近郊のコンビニエンスストアや書店で販売している。