劇団四季が「ライオンキング」子役オーディション-北海道の児童対象に

サッポロファクトリーホールで行われた子役オーディションの様子

サッポロファクトリーホールで行われた子役オーディションの様子

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 劇団四季は10月17日、北海道四季劇場(札幌市中央区大通東1)で来春公開予定のミュージカル「ライオンキング」の子役オーディションを行った。同作品の子役オーディションを北海道で行うのは初めて。

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 ライオンキングは1998年の東京公演開幕以来700万人を越す観客を動員し、今年でロングラン12周年を迎える。

 今回のオーディションでは、主人公「シンバ」とヒロイン「ナラ」の幼少時代を演じる「ヤングシンバ」と「ヤングナラ」を選ぶ。「北海道の舞台に道産子の子役」を趣旨に9~12歳の小学生の男女児を対象に募集し、150通を越える応募があった。書類審査を通過した男子30人、女子33人の合計63人が本選に臨んだ。

 本選会場はサッポロファクトリーホール(北2条東3)。同劇団の俳優と制作部を合わせた8人の審査員の前で、ダンス審査や歌唱審査、せりふ審査などが行われた。緊張している児童には、審査員が「大きな声で」「もっと元気よく」とアドバイスする一幕も。

 「北海道の子どもたちは大らかで、大舞台でも物おじしない子が多かった。シンバとナラはライオンなので元気でハキハキとした子を選んだつもり」と審査員の川辺将大さん。「札幌は東京のようにたくさん舞台があるわけではないので舞台慣れが必要だが、素直な子が多いので教えたことをどんどん吸収していきそう。合格した子にはプロとして厳しく接しなければならないが、元気に取り組んでもらいたい」と期待を寄せる。

 同公演のチケット販売は来年1月を予定。

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