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札幌にクーポン共同購入サービス「ぐるぽん 北海道」-地域活性化テーマに

10月1日にオープンするクーポン共同購入サービス「ぐるぽん 北海道」サイトイメージ

10月1日にオープンするクーポン共同購入サービス「ぐるぽん 北海道」サイトイメージ

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 札幌でウェブ・映像制作、広告代理業などを行うノースユナイテッド(札幌市白石区、TEL 011-826-3227)は10月1日、クーポン共同購入サービス「ぐるぽん 北海道」を始める。

初回クーポンの提供店「果実倶楽部818」の店内

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 2008年にアメリカでスタートしたクーポン共同購入サイト「Groupon(グルーポン)」の成功を受け、日本でも今年4月から東京・大阪・名古屋などの大都市圏を中心に急激に浸透し始めている同サービス。

 1日限定・3日限定などの決められた期間内に100枚・300枚などの一定数以上の取引が成立することを条件に、従来の割引サービスでは有り得なかった半額~8割引以上のクーポンを実現するのが特徴。あらかじめ決められた成立数に達すればクーポンが販売され、到達しなければ取引自体がなかったことになる。

 従来の広告とは異なり「完全成果報酬型」のシステムが特徴で、クーポンを発行する事業者は大幅な割引を行う代わりに多額の広告費を必要としない。クーポン購入者だけに広告費を還元するかたちになる。

 購入申込者は取引を成立させるためにツイッターやミクシィなどの各自のSNSで自主的にクーポンをPRする。仮にクーポンが成立しなくても取引自体が不成立になるため事業者は赤字にならないだけでなく、成立までの間にサービスが同サイト上で紹介されることで一定の広告効果も得られるという。

 「ぐるぽん 北海道」では、クーポンが成立した時点でクレジットカードによる決済を行う仕組み。成立後、購入申込者はナンバーが記載されたクーポンをダウンロードし、店頭で提示することでサービスを受けることができる。取引が成立しない場合は決済を行わず、料金も発生しない。

 初回クーポンはイタリアンレストラン「果実倶楽部818」(中央区南3条西2、TEL 011-281-8185)のパーティープラン(通常3,150円)。同店の人気メニューだという「フルーツ・ピッツァ」を盛り込んだ同プランを50%引きの1,575円で限定50人に販売する。

 「首都圏でメジャーになっている同様のサービスは、徐々に地方にもそのすそ野を広げようとしている。当社では、『札幌を盛り上げるのは札幌の企業であるべき』という信念の下、他に先駆け『ぐるぽん 北海道』を開設した」と同社の高橋廣行社長。「当サイトの特徴は『札幌の観光資源を生かした』飲食・観光・サービスなどの魅力的なクーポンを取り上げること。地元・札幌や北海道の方々だけでなく、広く全国に札幌の観光資源やサービスをアピールしたい。北海道の地域活性化につながれば」とも。

 高橋社長は「『ぐるぽん』のロゴデザインは、開拓の地・北海道の象徴である『星』をイメージした。配置した星の数は6個。それに『そのロゴを見ている人を一つの星として数え、合わせて7個の星(北斗七星)になる』という思いを込めた。地域性に特化した札幌ならではの当サイトに登録していただければ」と利用を呼びかける。

注)「ぐるぽん 北海道」は10月8日より、「Do Pon!(どぅーぽん!)」に名称を変更しました。

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