札幌のイラストレーター二人展-ギャラリーと居酒屋の2会場で開催

DEMさんの作品「GAIKOTUnoKODOMO」

DEMさんの作品「GAIKOTUnoKODOMO」

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 札幌を拠点にイラスト活動を行うDEMさんとENANYAさんによる展示会「ENANYAとDEMのちょいとそこまでお散歩ツアー2010」が8月18日、「ギャラリー・ニュー スター」(札幌市中央区南3条西7)で始まった。

ENANYAさんの作品「てぃーだ・るな」

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 DEMさんは札幌出身の音楽バンド「NO HITTER」などのバンド関連イラストや札幌のセレクトショップ「A.dore」(南2条西1)のTシャツイラストほか、名刺デザインなどを手がけている。ENANYAさんはハイチの子どもたちのために制作した「げんきのもと/手を洗おう」などの絵本作品ほか、舞台の背景画を手がけるなど幅広く活動している。

 DEMさんは「わたしたちはもともと飲み友達(笑)。2人とも絵のジャンルは異なるが、互いに『アート』という敷居の高い感じではなく、単純に『好きだから』イラスト活動をしていた。それが今回のコラボ展のきっかけになった」と話す。

 同展では、DEMさん自身が10代のころから活動してきた「CRAP」「green!」「ggb」「MosomosO」などの音楽バンドのフライヤーやジャケットのファイリング作品ほか、「NO HITTER」のTシャツなどの衣類イラストとその原画を展示する。一方、ENANYAさんの展示は絵本や絵はがきなどが中心。

 9月14日からは「焼酎酒場パイネポー」(南2条西7)でも同様の展示を行う。「当展の名称『お散歩ツアー』の『ツアー』とは、わたしたちや展示する絵が2つの会場に行くのはもちろん、お客さまにも両会場に足を運んでもらいたいという思いから。『お散歩』というのは、お客さまが入りやすい無料のスペースで展示会を行うことで、買い物や散歩のついでに気軽に立ち寄ってもらいたいという思いから名付けた」とDEMさん。

 「わたしは色覚障害で決して絵に自信があるわけではないが、『単純に好きなことを続けて、とりあえず行動すればこういうこともできるんだ』ということを若い人たちに伝えたい。展示する絵だけでなく、それ以外のことも感じ取っていただければ」とも。

 「ギャラリー・ニュー スター」での開催時間は11時~20時(日曜・祝日は17時まで)。火曜定休。今月30日まで。「焼酎酒場パイネポー」は19時~来店客がいなくなるまで。9月27日まで。

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