道産牛を使ったスープカレーを期間限定で販売するイベントが7月20日から、札幌のスープカレー協会会員店6店で始まった。
同イベントは、「北海道は牛肉の生産が日本一だが、全国での消費量は少ない」という事実を背景に、ブレナイ社(札幌市中央区北1条東4)社長の野呂貴弘さんが北海道産牛肉消費拡大強化実行委員会や日本スープカレー協会に企画を提案したのが開催のきっかけ。期間中、6店が道産牛肉を使ったオリジナルスープカレーメニューを新たに開発し提供する。
参加する店舗とメニューは以下の通り。マジックスパイス札幌本店(白石区本郷8南6)=「道産牛の元気回復スープカレー」(1,280円)、ピカンティ(北区北13西3)=「道産牛の牛すじ煮込み」 (980円)、札幌らっきょ(西区琴似1条1)・らっきょ大サーカス(白石区本通り14南1)=「牛ロースと道産野菜のサブジ スープカレー仕立て」(1,500円)、カレー食堂 心 札幌本店(北区北15西4)=「道産牛のサーロインステーキのスープカレー」(1,800円)、西屯田通りスープカレー本舗(中央区南8西13)=「道産牛の北海道巻スープカレー」(1,250円)、「道産牛の筋煮込みぶっかけカレー」(650円、ランチタイム限定)。
野呂さんは「北海道に住んでいる方でも道産牛を食べている人は少ないと思う。これをきっかけに地元である北海道の人にも道産牛を食べてもらいたい」と話す。
また札幌らっきょの店主・井手さんは「北海道の酪農事情や口蹄疫に関してさまざまな問題を抱えているので、こうしたイベントで北海道全体を盛り上げることができれば」と話す。「みんな道産牛の味を知らないのはもったいない。肉とスパイスの相性はとても良いものなのでぜひ味わってもらいたい」とも。
開催は8月19日まで。